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- 2021年11月9日
身近なものを口に入れてしまう・・子どもの触覚の発達
身近にあるものを噛んだり舐めたりしてしまう。 子どもの発達の過程で、なんでも口に持っていく時期があります。 赤ちゃんはミルクを飲んで生命を維持するので、口の機能が手の機能よりも先に発達して生まれてきます。そのため、最初は口で確かめる方が手で触るより物の認識ができるのです。また、口の遊びをすることで子どもは気持ちを落ち着けたり、集中したりすることもあります。 しかし成長とともに手や指での外界の操作が上手になってくると、子どもは徐々に口にものを持っていって確かめることはしなくなります。 幼児期になってもおもちゃや身近にある物を頻繁に口に持っていくのは、手や指の機能や感覚の発達が不十分だったり、視覚による物の認識が未熟なためかもしれません。 また、物がどのような特徴を持っているか分かりやすく、噛んで舐める方が満足感が得られやすいのかもしれません。そのような場合、まずは十分に口で様々な物の感触や形を体験する機会を提供しながら、同時に手の感覚を育てる必要があります。 まずは様々な感触の上を四つ這いで移動することで、手のひらに入る感覚体験をたくさんしてもらう
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- 2021年11月5日
子どもの睡眠について
人間は眠らないと生きていけません。睡眠は人生の1/3を占めるとも言われています。特に育ち盛りの子どもにとって睡眠はとても大切なものになります。なぜ大切なのか、寝かしつけについてお伝えします。 【睡眠が大切な理由】 ①成長ホルモンは寝ている間に分泌する 骨や体の形成に大きく関わり、成長に大きく影響する成長ホルモンは寝ている時に多く分泌されます。また、寝不足だと食欲不振にもつながります。3食の食事で成長に不可欠な栄養を摂れるようにしましょう。 ②全身を休めている 日中動き回って疲れた体を睡眠で休め、体力を蓄えます。体だけでなく脳は記憶の整理も行なっています。子どもたちの脳には毎日新しい情報や知識が入ってきます。それらを整理して脳を発達させています。 ③寝不足による影響 寝不足になるとさまざまな不調が生じます。集中力、記憶力の低下により学習に影響が出ます。注意力も散漫となるため事故やけがにもつながり兼ねません。また、慢性的な疲労、免疫力の低下、自律神経の乱れ、精神の面にも影響し、落ち着きがなくなる、イライラする、感情コントロールができないなど、体にも心
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