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- 2月17日
楽しく学ぶ手洗い
今日は楽しくできる手洗い練習を紹介します。 夏休みで退屈している子どもたちも楽しく遊べます。 もちろん大人もやってみてもOKです! 〇用意するもの〇 片栗粉・お湯・耐熱容器・スプーン・ポピヨンヨード(イソジン®等のうがい薬)・水・イソジン水を入れる入れ物 1. 汚れてもいい服を着る 2. 片栗粉をお湯で溶きスライム状にする(固さによって手洗いした時の落ち具合が変わるので、小さい子なら緩め、小学生など大きい子には少し固めに調整してください)。 3. ポピヨンヨードを水に溶かし、洗面器のような入れ物に入れる、またはスプレーボトルに入れる(色がついても良いものを用意する。濃度は作ってみたスライムにかけると色が変わるくらいの濃度にする)。 4. 2で作成したもので、自由に感触遊びをする(できない場合は手全体に塗りつけてあげる)。 5. 遊んだ後、いつも通りの手洗いをしてもらい、ペーパーで手を拭く。 6. 手をイソジン液につける(洗面器の場合)または洗面所等で手にイソジン液をスプレーでかける(ばい菌が目に見えるようになる魔法の水だよ!というと子供は喜びます
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- 2月10日
理想的な立ち上がり方法について
椅子から立ち上がる時にふらつく、上手く立ち上がれない、そういった悩みを持つ利用者様が多いです。トイレ動作でのズボンの上げ下ろしや歩く前など日常生活において必ず立ち上がるという動作が入ります。本日は理想的な立ち上がり動作について解説していきます。 ●立ち上がりに必要な要素 立ち上がりに必要な要素として以下の3点あげました。ぜひご自身の立ち上がり動作と照らし合わせ、ポイントをどこまで実践できているか確かめてみてください。 1.座った姿勢: どの方も立ち上がる前には必ず座った姿勢をとられていると思います。座った姿勢がまず背筋が曲がっている、地面についた足の位置が身体から遠いなど崩れてしまっている場合、当然立ち上がりは大変になってしまいます。まずは土台である足の位置が両足そろっており、身体に近いこと、背筋がある程度綺麗に伸びていること、それらがしっかりできていてこそ楽な立ち上がりにつながります。 2.重心の移動 立ち上がり動作はお尻にある重心を両足に移動することで身体が持ち上がります。立ち上がりが大変と仰っている方の中には立ち上がる際には身体を上へ上へと
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- 2月10日
予防接種について
先日アメリカやイギリスで10年以上ぶりにポリオ患者が発生したとのニュースがありました。日本では1980年以降ワクチンによらないポリオの感染は起きていませんが、海外ではまだ流行している地域もあり持ち込まれる可能性があります。根絶にむけて予防接種を世界的にも行っていますが、まだそこには至っていません。 予防接種には主に3つの効果があります。 1. 本人が病気になりにくくする 2. 感染しても重症化しにくくする 3. 集団としての免疫が高くなる 日本で推奨されている予防接種は母子手帳の他日本小児科学会や国立感染症研究所が出しています。定期摂取のものや推奨されるものが変わったりするので、最新情報はインターネットで検索されるとよいかと思います。 最近の変更点では、 ・インフルエンザ菌型(ヒブ)ワクチンやロタウイルスワクチンが定期接種に変更 ・就学前に3種混合(ジフテリア、百日咳、破傷風)ワクチンとポリオワクチンの任意接種の推奨 ※就学前児の百日咳抗体価が低下しており、小学生で百日咳の重症化が増えたため推奨されています。また、ポリオ抗体価の低下が起きる前の接
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- 2月10日
在宅酸素療法について
今回は在宅酸素療法について話します。 在宅酸素療法とは慢性呼吸不全など持続的な酸素需要がある場合において、疾患の治癒ではなく安定した状態を維持し、QOLを向上させる目的で長期にわたり自宅で酸素吸入を行うことです。Home Oxgyen Therapy、HOTと呼ばれます。 適応となる疾患は、慢性呼吸不全、肺高血圧、慢性心不全、チアノーゼ型先天性心疾患などさまざまです。 在宅酸素の装置についてお話します。それぞれの機器には以下のようなメリット、デメリットがあります。それらを踏まえ、場面に合わせた機器選択をする必要があります。 ・酸素濃縮装置 空気の90%を占める窒素を取り除き、酸素濃度90%以上の高い濃度の酸素を送ります。 メリット→電源があればどこでも使うことができる。操作が簡単。酸素ボンベのように交換の必要がない。 デメリット→電気代がかかる。停電時には使用できない。装置の持ち運びができないため、外出時には酸素ボンベが必要となる。 ・酸素ボンベ 酸素濃度装置を使用する方の携帯用として使用します。 メリット→外出時や停電時に使用できる。専用のキャ
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- 2月10日
子どもの眠りについて②
今回は子どもの寝かし付けや環境についてお話していきます。 ●寝室の環境について ・室温と湿度 室温は「20℃前後」、湿度は「50%前後」が目安です。エアコンなどで調整しましょう。 夏なら27℃前後、冬なら18℃前後の設定にすると快適な室温になります。 ・暗闇 真っ暗であるほど、睡眠に関するホルモンが分泌されるので質の良い睡眠になります。 真っ暗な環境が苦手な場合は間接照明を使用しましょう。 ●寝具とパジャマ 子どもは手足や体が温かくなってくると、眠りに入ることがあります。 ・布団 敷布団は体が沈まないように固めの物にしましょう。掛物は汗をかきやすく、体温が高めである子どもに対しては、薄手で軽めの掛物がおすすめです。 ・枕 乳児には特に必要ありません。頭部からの汗が多い子どもにはタオルをたたんで枕代わりに敷いて、こまめに交換しましょう。枕を使用する場合は、首が前屈しすぎないように低めのものにしましょう。 ・パジャマ 吸湿性がある素材で、大人より薄着にしましょう。 ●寝かしつけのコツについて ・音楽、オルゴール、子守唄 ゆっくりとした音楽やオルゴール
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- 2月10日
子どもの睡眠について①
眠るということは休息をとるだけでは無く、成長にとって大切なものです。今回は子どもの睡眠のリズムや特徴についてお話していきます。 ●睡眠周期について ・ウルトラディアンリズム 新生児の子どもは、昼夜関係なく約3時間ごとの睡眠と繰り返して、1日に何回も眠る多相性の睡眠です。このように睡眠と覚醒が短時間の周期で現れる状態をウルトラディアンリズムと言われます。 ・サーカディアンリズム 生後1か月を過ぎると日中の眠る時間は少しずつ短く、夜に長くなります。次第に昼と夜の1日の周期を持ったサーカディアンリズムが出来てきます。1日の周期と言っても、生後2か月頃は入眠と覚醒の時間が少しずつ後ろにずれて、約25時間の周期になっています。徐々に明暗や活動、食事などの刺激によって1日24時間のリズムになっていきます。4か月を過ぎる頃にはリズムが一定してきます。 ●睡眠時間について 赤ちゃんの頃には睡眠時間は長くなります。月齢別の睡眠時間を表にまとめています。 月齢 平均の睡眠時間 新生児 生後4~6週間は16~20時間 その後は14~17時間 生後3~6か月 14時間
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- 2月10日
胸郭出口症候群について
家事や仕事をしていて腕を挙げた時に首から腕が痛い、痺れる、このような症状に悩まされている方はいらっしゃいませんか? もしかしたら胸郭出口症候群という疾患かもしれません。主になで肩の方や重いものを持ち運ぶ仕事をしている方にこのような症状を訴える方が多いです。また、最近はスマホに触れる時間が長くなり、結果として姿勢も崩れ、それが要因で発症してしまう方も多いかもしれません。 本日解説する胸郭出口症候群は神経障害と血流障害による腕の痺れ、感覚障害、首・肩・腕の痛みを生じる疾患の一つです。 ●原因 腕やその付け根の肩甲帯の運動・感覚を支配する腕神経叢(神経)と鎖骨下動脈(血管)は前斜角筋や中斜角筋といった首の筋肉の間、鎖骨と肋骨の間、小胸筋といった胸の筋肉と肩甲骨の間を通っています。その神経や血管がそれぞれの部位で絞めつけられたり、圧迫されてしまうと腕の痛みや痺れに繋がってしまいます。 ●主な症状 主な症状として腕や手の痺れや痛み、筋力低下がみられます。症状自体は徐々に出現することが多いです。また、首や肩周りのこりを自覚することがあります。洗濯の時や電車の
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- 2月10日
食べやすい食品と食べにくい食品
嚥下機能が低下してしまうと、噛むことや飲み込むことに苦渋してしまいなかなか食事が摂れなくなったとのご相談を頂きます。今回は、食べやすい食品と食べにくい食品についてお話をしていきたいと思います。 ●食べやすい食品とは? 基本的にのどごしが良く、なめらかな食品が食べやすいとされております。ゼリーやプリン、ヨーグルト、卵豆腐、ピューレ状のもの、おかゆ、ポタージュ状のもの、柔らかい肉団子などがこれらに該当し、ご自宅でも用意しやすい食品かと思います。 ●食べにくい食品とは? 逆に食べにくい食品は、ばらつきやすくまとまりにくい食品や口腔内に付着しやすい食品、酸味などの刺激が強い物が該当し、生野菜や繊維質のもの、練り物、海藻、高野豆腐、焼き魚や粉ふき芋などの食品は調理の工夫が必要です。 ●調理の工夫について ①嚙む力が弱くなったり入れ歯が合わない場合は柔らかく調理しましょう。 ②一口大など食べやすい大きさに調理しましょう。 ③水分が少ない食物やばらつきやすい食物は煮汁をあんかけにするなどなめらかにまとめましょう。 加齢と共に徐々に飲み込む力が低下しやすくなり、
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- 2月2日
自宅で行う点滴療法~皮下点滴について~
点滴は訪問医療で医師や看護師が行うことができる医療行為の一つです。 老衰末期や末期がんなど何らかの原因で経口から食事を撮る事が難しくなってきた利用者さん、脱水や感染症で一時的に点滴が必要となった利用者さんに行なわれます。 在宅で行う場合は主に皮下点滴と静脈点滴があります。今回は皮下点滴について説明していきます。 ●皮下点滴とは? 皮下組織の厚い部位(腹部や大腿部、上腕外側など)に穿刺することが多いです。認知症で抜去してしまう恐れのある方は背中に行う場合もあります。 関節や骨の突起部分・腫瘍部位、感染が疑われる部位は穿刺を避けて行いましょう。 〇皮下点滴のメリット 高齢になると末梢血管が見えずらかったり、すぐに血管外に漏れてしまったりします。何回も刺し直すのは苦痛を伴いますが、皮下だと漏れる心配はなく静脈点滴に比べ安全に行うことが出来ます。 また、在宅では病院とは異なり抜去し、何かあった時にすぐに駆け付けられる場所にはいない為、せん妄等で点滴を抜去されても出血しないため安全です。 医療知識に乏しい家族であっても、管理が容易。 皮下に入れて吸収される
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