「言っていることが伝わっていないみたい」「言葉が遅い」などお子さんの言葉についての相談をよく受けます。お子さんへの言葉がけを少し変えることで言葉の発達が促されると言われていますので少し紹介したいと思います。
基本はゆっくり丁寧に
「椅子に座って」と言っても理解できない場合、「椅子」と言う言葉がわかっていないのか「座って」と言う言葉がわかっていないのか、内容が長すぎて覚えられないのか・・など色々な原因が考えられます。
・「椅子」という言葉がわかっていない場合→「椅子」の単語を強調して伝え、同時に椅子を指差すなど、単語と実物が結びついていくようにしましょう。
・「座る」と言う言葉がわかっていない場合→「椅子」の場合と同様に「座る」を強調して伝え、同時に座る動作を見せてあげると理解が促されると思います。
・内容が長すぎて覚えられない場合→「椅子に座ってー!」より「椅子・座るよ」とゆっくり区切って伝えると伝わりやすくなると思います。
お子さんが話したくなる聞き手になる
私たちも誰かに話しかけた時に適当に返事をされると、「もういいや」と思ってしまいますよね。子供たちも同様で、目を合わせて自分の話を聞いてもらえると、「もっと話したいな!」と言う気持ちになります。表現する→自分の話を聞いてもらえた、という経験を重ねることで自己肯定感も高まると言われています。
日常の忙しい生活の中でいつも言葉がけを意識するのはとても大変だと思います。1日の中で落ち着いて余裕を持てる時間があれば、この記事を思い出して少しだけ言葉がけを意識してみてくださいね。
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