なぜ、フットケアが必要なのか?
糖尿病や透析治療を受けている患者様の足は、足の冷え・痺れ・痛み、潰瘍の形成などが起こりやすくなっています。その原因は動脈硬化や末梢血管障害のために血液の循環が悪くなるからです。さらに、傷(潰瘍)が悪化し、壊疽に陥った場合、足の切断に至る場合もあります。また、糖尿病の患者様は、神経障害により足の感覚が鈍くなり、足の異常の早期発見が遅れてしまいます。
フットケアのポイントは、
◯皮膚の観察
・傷・水泡・かかとのひび割れ・かさつきがないか
・痛み・むくみ・かゆみはないか
・皮膚の色の変化がないか(赤い、黒っぽい、赤黒いなど)
・低温やけどのあとがないか
◯爪の状態
・色や形がかわってないか
・伸びすぎていないか、短か過ぎてないか
・割れ、はがれ、肥厚、巻き爪はないか
◯爪の切りかた
・入浴後など、爪が柔らかくなっている時に切りましょう
・一度に切ろうとせず、何回かに分けて少しずつ切りましょう
・爪を切った後に、ヤスリをかけましょう
足をよく見て・触って、足の症状の早期発見・早期治療に努める必要があります。
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