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ホッツ床について

みなさまこんにちは。

梅雨の大雨で気温変化あるので体調管理しっかりしましょう。


さて、今日は小児医療の現場でよく出てくる医療用具であるホッツ床について語りたいと思います。


⚫ホッツ床(ほっつしょう)とは、口唇口蓋裂の赤ちゃんが哺乳をスムーズに行えるように、また、顎の発育を助けるために使用される、プラスチック製の入れ歯のような装置のことです。上顎の裂隙を塞ぎ、鼻と口を分ける役割を果たします。


⚫ホッツ床の主な役割として、哺乳の補助。裂隙のある口蓋を覆うことで、赤ちゃんが哺乳瓶や母乳を吸う際に、空気と一緒にミルクを飲み込んでしまうのを防ぎ、効率的に哺乳できるようにします。

(口腔内圧を高めてゴクっ)


⚫顎の発育誘導。上顎の成長を促し、口唇口蓋裂による顎の発育の遅れを軽減する効果が期待できます。


⚫発音の改善:正常な口唇・口蓋の機能を回復させることで、発音の発達を助けます。

・ホッツ床の特徴:オーダーメイド:赤ちゃんの口の形に合わせて、一つ一つ手作りされます。


⚫赤ちゃんの成長に合わせて、数週間ごとに調整や作り直しが必要になります。

口唇形成術や口蓋形成術まで使用:

唇や上顎の手術を行うまで、継続して使用することが一般的なようです。


⚫ホッツ床は、口唇口蓋裂の赤ちゃんにとって、成長をサポートする上で非常に重要な役割を担っています。


⚫生後間もなくから使用を開始し、乳歯が生え始める生後半年頃までを目安に使用できるようです。


⚫ホッツ床あるなしで経口摂取能力も変わってくるようです。


赤ちゃんの嚥下をしやすくする医療用具の説明でした。


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