言語聴覚士の立場からこんな時どうすれば良いの?の疑問に答えていきたいと思います。
さっそく
【症状①口をあけてくれない】
・あくびなどで開口はあるけど、実際の食事場面で開口してくれない
・スプーンなどが口に触れると嚙んでしまう(咬反射)
・食べ物をしっかりと見てくれない
【対処法】
・好きな食べ物で嚥下食を作る(味覚刺激)
・K‐point刺激法や口腔マッサージ
・スプーンで口に触れる
・おにぎりなどを手に持たせる
【症状②ムセル】
・まれに水分でムセル
・お茶や水分で常にムセル
・食事中のムセが多いなど
【対処法】
・体幹角度や、体位調整、頸部前屈、息こらえ嚥下、横向き嚥下、食事の形態を変えたり、水分トロミを入れたりといった調整、喉のアイスマッサージ、一側嚥下、交互嚥下、複数回嚥下、食事のペース配分調整など。
すべての飲み込み障害に共通する事は、喉の飲み込む筋肉が弱っているからこそ
生じるものです。
ムセル回数を減らしていく、食べたいものをなるべく食べれる状態にする、ずっと食べ続けるためにも、専門的な言語聴覚士のリハビリを受けていただくことが必要です。専門的な知識と訓練を積んできた街の言語聴覚士をぜひ頼っていただけたらと思います。
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