今回は在宅レスパイトについてお話したいと思います。
皆さん、在宅レスパイトにはどのようなイメージがありますか?
在宅レスパイトという言葉を初めて聞くという方もいらっしゃるかと思います。
在宅レスパイトというのは、重症心身障害児(者)、医療的ケア児を在宅で介護されている
ご家族の負担の軽減、一時休息を図ることを目的として訪問看護師がご自宅に伺い、
ご家族が普段行なっているケアなどを一定時間代替する事業のことです。
預け先が少なく、仕事をしたくてもできない状況であったり、出かけたい時に出かけられなかったり、介護されているご家族ご自身の体調が悪くなった時でも受診ができずに我慢されているケースも少なくありません。
24時間、365日、気にかけながら関わられているご家族の少しでもサポートができればと
思います。
実際にはどんなことをしてくれるのかご不安に思われるかと思いますが、入浴介助、食事介助、排泄介助、その他医療処置等、普段行なっているケアや、こういうことをしてほしい等の要望もあれば遠慮なく仰って下さい。
ケアだけではなく、その子、その子に合わせて成長段階に応じて必要な動きを遊びの中で取りいれたり、好きなものを一緒に見つけていったり、そういった関わりも大切にしています。
以前13トリソミーの高校生や低酸素脳症の19歳の子にネイルをさせていただきました。
とてもキラキラした笑顔で喜んでいる姿をみて、ご家族様は、「先入観から、障害を持っていることで本来高校生、大学生なら好きなこと、楽しんでいることもできないのではとどこかで決めつけていたかもしれない。」と仰っていました。
新たな発見も一緒にお手伝いさせていただければと思います。
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