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ST竹下

夏こそ脳梗塞に注意

一般的に「脳卒中」は冬場に多いとよく言われており、皆さんもそのようなイメージがあるのではないでしょうか。脳卒中とは①脳梗塞(ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症)②脳出血(クモ膜下出血)の大きく2つに分類されますが、脳梗塞に関しては6月から8月にも発症が多く、まさにこれからの季節に一番注意が必要です。


●脳梗塞の要因

夏場は大量の汗をかくことに加え、気温、湿度も上昇するため、血液の流れが悪くなり脳梗塞を引き起こしやすくなります。


●脳梗塞の危険因子

脳梗塞の危険因子としては、高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙、大量飲酒、心疾患等があります。


●脳梗塞の前兆

脳梗塞の前兆として①片方の手と足に力が入らなくなる②顔を含む体の半身が痺れる③呂律が回らなくなる④言葉がうまく話せない⑤目の見え方が変わる、視野の一部が欠ける、物が二重に見える⑤ふらついて立てない、歩けなくなるなどの症状が出現します。


●脳梗塞の予防

簡単な予防策としては①こまめに水分を摂ること②日差しが強い場所での長時間の作業を避けること③疲れている時は無理をせずに休息をとることが大切です。あまりに冷たい飲み物や大量の水分は、せっかく飲んでも排泄される、かえってお腹をこわしてしまい脱水を引き起こすこともあります。できるだけ常温の水を飲むように心掛けてみましょう。


脳梗塞は夏の発症が多いといっても、それ以外の季節には少ないわけでは決してありません。脳梗塞の発症は加齢や生活習慣と深く関わっていますので、日頃の生活習慣を見直し予防に努めてみてください。


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