top of page
  • NS吉岡

夏に注意する病気 山の生き物

暑さが増し、もうすぐ夏がきますね。夏になると海や山、川などに出かける機会も多くなりますが、自然の中には危険な生物が潜んでいることも多くあります。夏に被害に合うリスクの高い生物についてご紹介します。


■ハチ

オオスズメバチやキイロスズメバチは攻撃性が強く、刺されると腫れて赤くなり、痛みが出現します。またハチ毒に対するアレルギー反応の事を、アナフィラキシー反応といいます。通常、数分から十数分以内に、全身の浮腫、めまいや吐き気、呼吸困難、血圧低下、意識消失などを起こします。2回目に刺された時に起こりやすいと言われていますが、初めて刺された時にも起こる事があります。頭部に近い場所である顔、喉、全身を数箇所刺された場合、呼吸困難や心不全で死に至ることもあります。


スズメバチは自分より目線の低い場所は見えません。スズメバチと遭遇したら、姿勢を低くしてゆっくり避難してください。手やタオルなどでハチをはらう行為は、ハチを刺激してしまうので絶対にやめましょう。

もしスズメバチに刺されてしまったら、針が残る場合は除去(つまむと毒液が注入されてしまうので、指などで弾き飛ばす)石鹸と水で洗い冷やす、抗ヒスタミン軟膏を塗る、手足を刺された場合は胴体側を軽く縛る、救急車の要請・受診をしましょう。

アナフィラキシーショックの症状がみられたら、エピペンという注射をし、一刻も早く病院へ行きましょう。エピペンは医療機関で処方が受けられます。

高齢者や、1 年以内に刺されていて、その際に重い全身的な症状があった人はハイリスクなので用意をしておきましょう。


■ダニ

マダニそのものは毒を持っていませんが、病原体を媒介するので注意が必要です。野生動物やその死骸に咬みつき血を吸います。当然、その対象が人間となることもあるので、この吸血の際に、他の動物や死骸からマダニにうつった病原体をうつされてしまう危険があります。感染症としては、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)などが有名で死に至るケースもあります。


マダニに咬まれてしまった場合は受診をしましょう。無理にとろうとすると、口器が皮膚に残り炎症を起こす事があるので、軟膏やクリームを塗り、テープで覆って窒息させるとよいとされています。取れない場合は医療機関で除去してもらいましょう。SFTSの場合、6〜14日ほどの潜伏期間があり、発熱、嘔吐、下痢などの症状が現れます。数週間は体調の変化に注意し、発熱などがあれば、医療機関で診察を受けましょう。


その他にもヘビやムカデ、毛虫、など危険な生物がたくさんいます。山へ遊びに行く時は、肌の露出をできるだけ少なくしましょう。殺虫剤をまいたり、虫除けスプレーをかけておくなどすることで害虫を寄せ付けないようにするのも有効です。危険な生物に注意し、楽しい夏をお過ごしください。


最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page