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NS吉岡

夏に注意する病気 海の生き物

暑さが増し、もうすぐ夏がきますね。夏になると海や山、川などに出かける機会も多くなりますが、自然の中には危険な生物が潜んでいることも多くあります。代表的なものについてお話ししていきます。


■海にいる危険な生物

◉クラゲ

ふわふわしていてのんびり漂うクラゲは癒やし系の海の生き物として水族館では大人気ですね。ですが、クラゲはれっきとした刺胞動物で毒針を持っています。種類によって、毒の強弱の差があります。ほとんど無毒とされるミズクラゲなどがいる一方、特に危険なクラゲは、カツオノエボシ(青い風船部分が海面に浮いている)ハブクラゲ(立方体の傘を持つ)その他アカクラゲやアンドンクラゲ、ハナガサクラゲ、カギノテクラゲなども刺されると非常に痛いです。

応急処置として、ピンセットなどで患部に付着する触手を取り除き、海水で洗い流し、病院へへいきましょう。「ハブクラゲに刺された」ということが200%確実であるなら、酢をかけると効果的です。


◉オニダルマオコゼ

オニオコゼ科の魚は、ヒレに非常に強い毒棘をもちます。特に猛毒なのはオニダルマオコゼで、死亡例もあります。 

応急処置としては、タンパク毒のため熱変性するので、火傷しない程度の熱い湯(45度前後)に浸けるとよいとされています。


◉ イイジマフクロウニ

ダイビングなどで、岩に手をついて刺されてしまうケースが多いです。オニヒトデやガンガゼなども

応急処置としては、ピンセットなどで棘を取り除き、症状が重いようなら病院へいきましょう。


その他にも、きれいなイソギンチャクなどうっかり触れると怪我をしてしまう危険生物がたくさんいます。海や川に出かけるときは、肌の露出ができるだけ少なくなるような服装で出かけてください。岩場の陰などに不用意に踏み込んだり、手を突っ込んだりしないようにし、野生の生物にはむやみに触らないようにしましょう。


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