• ST緒方

子どもと言葉

子どもにとっては意外と難しいことば


 私達大人が当たり前のように使っていることばでも、小さな子ども達にとっては理解することが難しいことばというものが意外とたくさんあります。


色の名前

 色は具体的に目に見えるしわかりやすいように思えます。

子ども達も色を見分けること自体は得意な子も多いです。赤い車を見せて、「同じ色の物を選んでね。」と言えば、赤い物をすぐに見つけられたりもします。

しかし、赤を指差して「これは何色?」と聞くと違う色を答えたり、「赤はどれ?」と聞くと違う色を選んじゃったりします。同じ赤の中でも、消防車の赤、りんごの赤、いちごの赤と、それぞれ同じように見えても色々な赤があります。また、赤とピンクをどこで分けるのかを分かる必要があります。それを一つずつ経験して、「赤ってこういう色なんだと」大人と同じように理解できるには時間がかかるのです。

大きさ、長さ、高いなどのことば

「大きい」「小さい」などの言葉もしっかり理解できるようになるには時間がかかります。大きい、小さいなどの感覚は人それぞれですし、場面や状況によっても変わってきます。例えば、サッカーボールの大きさも子どもと大人とでは感じ方が変わってきます。また、車とコップなど物によっても大きさの基準は変わってきます。これも色と同じように一つ一つ経験していくことで、自分なりに「大きい」「小さい」が少しずつ理解できるようになっていきます。

日頃よく使っていてわかりやすいように思えることばでも、実は子ども達にとっては使いこなすのは難しいことばというのはいっぱいあります。子ども達は、身近な保護者の方々や園の先生方をはじめとした大人とたくさん話すことで、正しくことばを使うことができるようになっていきます。その中で大人がしないような間違いをすることもあるかと思います。そういうときには、「子どもはどうしてこういう言い方をしたんだろう?」「どうしてこういう間違いをしたんだろう?」と少しだけ考えてみていただけたら、子ども達のことがよりよくわかるかもしれません。





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