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NS大久保

子どもの眠りについて②

今回は子どもの寝かし付けや環境についてお話していきます。

●寝室の環境について

・室温と湿度

室温は「20℃前後」、湿度は「50%前後」が目安です。エアコンなどで調整しましょう。

夏なら27℃前後、冬なら18℃前後の設定にすると快適な室温になります。

・暗闇

真っ暗であるほど、睡眠に関するホルモンが分泌されるので質の良い睡眠になります。

真っ暗な環境が苦手な場合は間接照明を使用しましょう。

●寝具とパジャマ

子どもは手足や体が温かくなってくると、眠りに入ることがあります。

・布団

敷布団は体が沈まないように固めの物にしましょう。掛物は汗をかきやすく、体温が高めである子どもに対しては、薄手で軽めの掛物がおすすめです。

・枕

乳児には特に必要ありません。頭部からの汗が多い子どもにはタオルをたたんで枕代わりに敷いて、こまめに交換しましょう。枕を使用する場合は、首が前屈しすぎないように低めのものにしましょう。

・パジャマ

吸湿性がある素材で、大人より薄着にしましょう。

●寝かしつけのコツについて

・音楽、オルゴール、子守唄

ゆっくりとした音楽やオルゴールを流して、リラックスモードにしましょう。心地よい音を聞かせてあげると眠りを誘ってくれます。

・添い寝

子どもはよく知っている人の声や体温などに安心します。子どものそばにいて添い寝をしてあげるだけでも眠ってくれる子もいます。

・背中トントン、眉間のマッサージ

子どもの呼吸に合わせながら背中をトントンしたり、さすってあげます。手足を優しく握ってあげるなども効果的です。また頭をなでたり、額から眉毛をさすると目を閉じやすく眠りを誘います。

・抱っこ、おんぶ、おくるみ

ぐずったり泣いている子は抱っこやおんぶをしましょう。全身をおくるみやタオルで包んであげることも効果的です。おくるみすることでお母さんのお腹にいた時と似たような感覚になり安心て泣き止み、眠ることが多いです。

●入眠儀礼について

眠る前に決まったぬいぐるみやタオルを持ったり、両親の体の一部に触れたり特定の物や順序にこだわりを持ち、それをしないと眠りにつけないことがあります。これを入眠儀礼と呼びます。このようなこだわりは幼児期に見られやすいと言われています。子どもはこのような行動を通して安心して眠るため、可能な限り尊重してあげてください。



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