子ども達の文の理解について

 子ども達は、語彙が増えるにつれて一語文、二語文と少しずつ言葉をつなげて話すようになり、ゆくゆくは助詞(「が」、「を」など)を使用して文を作ることができるようになります。単語をつなげること(「ママ、ブーブー」など)、接続詞を使って言葉をつなげること、助詞を使って文を作成することなどを構文といいますが、構文の中でも、助詞を使用した文理解の発達には①言葉の意味で文を理解する、②言葉の順番で文を理解する、③助詞を意識して文を理解する、の3段階があります。


①言葉の意味で文を理解する

それぞれの言葉の意味から文を理解することです。「ママ、ブーブー」なども意味で言葉を伝えたり、理解したりしていると言えます。例えば「お母さんがリンゴを食べる」では、リンゴがお母さんを食べることはありえないので、主語はおかあさんであると理解します。そのため「男の子が女の子を追いかける」など、どちらも主語になりうる文章では間違ってしまうことが多いです。


②言葉の順番で文を理解する

 文章を主語、目的語、動作語の順番で理解しようとすることです。そのため、先ほどの「男の子が女の子を追いかける」という文章であれば理解できますが、主語と目的語が逆になる「男の子を女の子が追いかける」という文章になると間違えやすくなります。


③助詞を意識して文を理解する

「が」、「を」などの助詞を使って文章を正確に理解できるようになることです。5歳頃になると、助詞を意識して「男の子が女の子を追いかける」、「男の子を女の子が追いかける」の違いが理解できるようになります。


助詞を使用して文を作る、言われたことを理解することは、就学前のお子さんにとっては意外と難しいことです。就学前のお子さんに話しかけるときは、言葉の順番だけでも理解できるような話しかけをしてあげるといいかなと思います。また、お子さんがどのように話しているのかを改めてよく聴いてみると、言われたことをどのように理解しているのか、どの程度理解しているのか、新たな気付きがあるかもしれません。



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