• 笠原PT

寒さと神経痛

日に日に寒さが増すこの頃、朝起きた瞬間から体の決まった個所がビリビリ痛む・・・なんていうことはないでしょうか?

寒さが原因で痛みが増すこともある神経痛。冬本番を迎えるこれからの時期、神経痛とどう向かい合うべきでしょうか。


●神経痛はどのようにして起こるか?

私たちの身体には、無数の神経の根っこが張り巡らされています。

まずは脊髄から太い神経の束が出て、最終的に「末梢神経」という、その名の通り神経の末端が網の目のように張り巡らされています。

この末梢神経が圧迫されたり、何らかの原因で刺激を受けて生じる痛みを総称して「神経痛」と呼びます。特に「坐骨神経痛(足腰)」、「肋間神経痛(脇腹や胸)」や「後頭神経痛(片頭痛、首肩痛)」などが多く臨床では見られます。


●ではどうして、加齢とともに神経痛が生じるのか?

実は骨格の構造に関係があります。脊髄は背骨(脊椎)の中を通っていますが、脊髄を保護する役目の背骨は骨や椎間板、靭帯など、年齢とともに徐々に弱くなることで神経の通り道が狭くなり、動くと神経を強く刺激して痛みを生じます。


●神経痛は冬に悪化しやすい?

なぜ寒さで神経が痛むのでしょうか?

それは、寒くなると血管が収縮して血液の循環が悪くなり、筋肉が硬くなります。

その結果、体の各所で筋肉が縮こまることで圧迫が生じ、神経痛の痛みが増すと推測されます。

また、寒さで血液循環が悪化することで、体の組織への酸素供給が鈍くなります。

そうなると、痛みを引き起こす成分(疼痛物質)が、筋肉などにたまりやすくなります。

こうしたことも神経痛悪化の可能性として考えることができます。




●今日からできる!日常の意識づけ4選


①寝る前にしっかり入浴で温める

入浴は医師も勧める有効策です。先に挙げた理由から、温めることで血液循環改善、神経圧迫の軽減や酸素共有がなされるため症状が軽くなることが期待できます。ただ、温めすぎは痛みが増すので要注意です。


②よい姿勢を保つ

寒さで身体が縮こまりがちですが、悪い姿勢は神経痛を悪化させます。座る姿勢にも気をつけて、長時間座り続けるのは避けましょう。

③睡眠環境を整える:入浴に加え、寝る場所が冷えていると睡眠時に体が疲労します。部屋や床の温度、寝具、パジャマなどに気を配り、環境を整えて身体をしっかり休めましょう。

④食事にビタミン摂取を取り入れる:高脂質の食品などは血液の循環を悪化させるため、ビタミン類をとり、適正体重を目指しましょう。



いかがでしたでしょうか?神経痛が起こる理由を知っておくと、この冬きっと辛い神経痛をやわらげて過ごせると思います。ぜひ日常的に気を付けながら過ごしてみて下さいね!




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