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  • NS角田

心ってどういうこと?

心はどこにあるのだろう?なんで私は感じたり、考えたりしているけど、どうしてそう思ったり、感じたりしているのだろう?と、自分の心に聴いてみたことありますか?



身体については、「熱が出た」「頭が痛い」「だるい」など、身体からの訴えが症状として出て、病院で血液検査や画像診断などすることにより、身体の変化やいつもと違う状態を、客観的に捉えることが出来ます。しかし、心は、自分の内面を客観的に捉えることが難しく、表現しにくかったり、理解されにくかったり、自分でも自分ことが分からない領域が沢山あります。


心についての捉え方、理解の方法は、色々ありますが、今回は、ジークムント・フロイトが提唱した心の状態についてお話します。


フロイトの最大の功績は、人の心には、自分では意識出来ない領域があるという、無意識層の発見です。自分で意識していることが自分である。という、自分の考えや感情で、自分という人間が成り立っている。という状態しか、意識が出来ずに生きているのではなく、自分にはとても意識出来ない、分からない、自分ではコントロールできない未知の領域があるということを知り、受け入れること。自分の意識できることと意識出来ないことを含めて、自分を知っていくことが、自分の能力や才能を発揮して生きること、良好な人間関係に不可欠です。



自分の心の状態、外界の受け取り方のくせや、自分の持っている観念、感じ方や考え方のパターンを知っていくのに、心の構造が役立ちます。



心の構造としては、3つの領域があります。


1,エス(イド) 本能に忠実に生きる心の働き 本能的欲求 ~したい!! 食欲、性欲、睡眠欲など


2,超自我 道徳的価値観、社会的共通意識、観念 ~すべき。~して当然だよね。など、エスの欲求に相反して、禁止する。または、戒めるように働く心の働き。


3,自我 エスの欲求に対して、禁止または戒めるような働きをする超自我との間で、人の心は葛藤します。この葛藤を、社会的に通用する形で折り合いをつけようと働く心の領域。自我の柔軟な対応や、対処能力、発達が、人の心の柔軟さ、許容範囲、受け取り方、発信の仕方に関係してきます。



生まれてきたばかりの赤ちゃんは、~すべきなどの超自我がない状態ですので、心の構造は、エスばかりの心の状態です。


トイレトレーニングや幼稚園での友達との関わり、親からのしつけ、社会的道徳観念など、両親や周りの大人から学んで、超自我が形成されてきます。


しかし、まだ自我が発達していない段階では、エスと超自我の葛藤の対処が出来ず、駄々こねしたり、いやいや期があったり、感情のコントロールが難しい時期もあります。


大人になるにつれ、自分の欲求と社会との関わりの折り合いをつけていくことで、よりよく生きやすくなってきますが、それぞれの発達時期の心の状態が満足出来なかったり、あまりにも現実とかけ離れてしまうと、精神的な病気や、社会生活が困難な心の状態になることがあります。



例えば、エスの欲求があるのに、充分に満たされた感覚が持てないまま成長していくと、満たされない思いをずっと抱えてしまい、我慢することが難しい。感情のコントロールが難しいなどの社会生活の困難さが出てきたりします。


反対に、~すべきという超自我ばかりが、心の割合を占めてしまうと、自分の素直な感情が感じられない、なんで生きているのか分からない、~すべきが強すぎて、人に厳しく、自分の厳しくなり、生きるのが苦しくなる。などが出てきます。とても道徳的に生真面目に、社会生活は成り立つのですが、自分の本当の感覚や感情が見失われてしまうと、うつ状態になってしまいます。



自我の調整は、人それぞれ、エスと超自我とバランスとりながら、その時の心状態や、周りの環境、人間関係に適した形で、意識的に調整して、心の安全と安寧を保つように働きます。


しかし、自分の意識というのは、自分で分かっている領域は、全ての心の領域の2~5%位ではないかと言われています。自分の心は自分で意識してコントロール出来ていると思っていても、実は、95%では、無意識に反応して、心が働き、日常生活を送っているのです。


火事場のバカ力とよく言われますが、人間は、自分の思っている以上の力が出せたり、非常事態に思いもよらない行動をしていたりというのは、無意識の領域の働きがあるからなのです。


自分では意識出来ない領域に、自分の素晴らしい能力才能が眠っていたり、小さいころから溜めてきてしまった怒りやさみしさが、澱のように沈んでいて、ふとしたきっかけで、浮上して、心のバランスを崩してしまったり、人間関係の困難さなど、日常生活に影響を及ぼします。


ですので、自分の意識を超えたところの自分を知っていくのに、自分の心と向き合う時間をとる、カウンセリングを受けたり、瞑想なども、自分を知り、溜めてきてしまったつらい感情は手放し、よりよく自分を発揮していく方法として、行われています。



心の状態のバランスをとり、自我の調整が発達しますように、行われているのが、


エスが強くて、社会的には、わがまま、自己中心、欲求が我慢できなくて社会的逸脱行為を繰り返すなど、生活が困難な場合、エスの欲求を、適切な形での発散で出来るような、ストレス解消法、対処法を学んだり、超自我の発達を促す関わりが、必要になります。



超自我が強くて、自分や他人に対して、~すべきという観念、価値観で、雁字搦めになってしまっている場合は、リラックスすること、自分の感情を感じること、思考を使うのではなく、感覚を意識して生活することを提案します。



自分の欲求が満たされないから、人に対しては厳しく、~すべきや、~して欲しいという期待が肥大化する場合もありますが、どちらにしても、自分の心の状態の責任は、自分の自我の調整にあるということ。自分の感情の責任は、自分にあるというところから、自分の心と向き合って、よりよく生きやすく、心の発達を促していくことが重要になります。


自分の感情は、自分の責任において起こるのだという基本を踏まえたうえで、人から不条理な対応をされたり、悲しくなるような関わりをされた場合に、正当に、真っ当に怒ることや、自分の気持ちを伝えることが、大事です。



人間、幸せをどう感じるかは、人それぞれですが、生きづらさを感じるのは、「お金がない」「人間関係が難しい」「自分はなんで生きているのか分からない」など、経済的な理由や自分の存在価値、人間関係が多いのではないでしょうか?



自分の心と向き合い、自分を知っていくことは、自分の存在価値や、人間関係パターンを知ることとなります。



もし、今、生きづらさを感じていたり、人間関係を改善したいという思いがありましたら、心の構造のバランスを見直すタイミングかもしれません。


今までは、今までの心のバランスで生きやすかったかもしれませんが、置かれている環境や、立場、年齢、身体の変化により、見直していくことが求められることもあります。






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