今回は気圧と自律神経の関係についてお話します。
人間を含めてあらゆる物体は常に全方位からの「気圧」の影響を受けています。気圧は大気の状態によって変化し、人間の体はその気圧の変化を感じ取ってその都度コントロールしていく必要があります。耳の奥にある内耳がセンサーの役割をしており、脳の中枢にある自律神経に気圧の変化を伝え、交感神経と副交感神経がバランスをとって作用しています。
本来は、交感神経は血管を収縮させ、心拍数を上げて体を興奮させる働きがあり、副交感神経は血管を広げて体をリラックスさせる働きがあります。しかし、現代人は緊張やストレスが強いられる生活をしており、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくできない人が増えてきています。切り替えができず、自律神経が乱れてしまうと様々な身体の不調へと繋がってしまいます。
症状としては、頭痛、腰痛や肩こりなどの関節痛、耳鳴り、喘息、めまい、倦怠感、うつ症状の悪化などがあります。
台風が多いこの時期に、これらの症状で辛い思いをされている方も多いのではないでしょうか?次回は、自律神経の整え方や症状の対処法などについてお話します。
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