視力がよくても「見えにくい」ことがある?-視覚機能の3つのプロセス-
- PT松田
- 6月16日
- 読了時間: 2分
「ものが見えにくい」というと、近視や遠視などの視力の問題と考える人は多いかと思います。
しかし、視力検査では問題がないのに、本を読んでいると同じ行を何度も読んでしまう、部屋に置いたはずの物をよく失くす、ものや人にぶつかるといった悩みを抱える方はいませんか?
実は見るために必要な機能は「視力」だけでなく、見たいものに視線やピントを合わせる機能や、形や色を見分ける機能、また見たものを認識する機能など、様々な機能が必要です。
今回は見るために必要な「視覚機能」の3つのプロセスについて紹介したいと思います。
①目で映像をとらえる「入力」
→人は最初に眼でものをとらえ、映像を取り込みます。この時に働くのが視力、ピントを合わせる調整機能、そして眼球運動です。
②見たものを認識する「情報処理」
→眼でとらえた映像は、その段階では点や線、色といった情報でしかありません。眼から入った情報は脳へ送られ、どんな形や色であるか分析され、そのものの空間的な位置も認識します。
③見たものに合わせて体を動かす「出力」
→眼で見たものが何であるか、どんな状態か把握したら、それをもとに、体が適切に動くよう、脳が命令を出します。
このように見るための機能には、これら3つのプロセスが存在します。
冒頭で挙げた悩みも、眼球運動が上手くできていないから(本を読んでいると同じ行を何度も読んでしまう)、見たもののを認識できていないから(部屋に置いたはずの物をよく失くす)、ものや人を認識しても体が反応していないから(ものや人にぶつかる)、起きていることかもしれません。
「視覚機能ってどうやって良くすれば良いの?」と気になった方はぜひ『ビジョントレーニング』を調べてみて下さい。

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