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起立性調節障害

起立性調節障害は、思春期前後の子どもに多くみられ、起立時にめまい、動悸、失神などが起きる自律神経の機能失調です。

人の身体は、起立すると重力によって血液が下半身に貯留し、静脈を経て心臓へ戻る血液量が減少し血圧が低下するので、これを防ぐために自律神経系の一つである交感神経が興奮して下半身の血管を収縮させ、心臓へ戻る血液量を増やし、血圧を維持します。しかし、自律神経の機能が低下した結果、このメカニズムが働かず、血圧が低下し脳血流が減少するため多彩な症状が現れます。


〈症状〉

◆頭痛

◆立ちくらみ、めまい

◆失神

◆朝起きられない

◆夜眠れない

◆腹痛、吐き気、食欲不振


小学校高学年~高校生くらいの思春期に発症することが多いです。中学生の10人に1人は起立性調節障害にかかっているとも言われています。症状の出現の仕方には個人差があり、上記症状のうち1つだけが表れる人もいれば、複数個同時に表れる人もいます。思春期の間に改善する方も多いですが、改善するまでに数ヶ月から数年かかる方もいます。大人になって悩んでいる方も決して珍しくはありません。


起立性調節障害の方は、午前中に調子が悪く、午後になると徐々に体調が回復してくることが多いです。また、季節の変わり目だったり、雨の日や台風・梅雨の時期など低気圧になる時に特に調子が悪くなります。また、夏は暑い日が続くことから血管が拡張気味になったり、脱水傾向になったりすることで、症状の増悪を認めます。長時間の立位も血圧が下がったり、目の前が真っ暗になったりする原因になります。

病院では、問診や起立テストを行って診断されますが、普段の生活スタイルの見直しでも少し良くなることもあります。                


◆早寝早起き                             

◆適度な運動                             

◆ストレスの解消                           

◆多めの水分摂取                           

◆起立する時にゆっくり立つ


朝起きられない日が続く、朝調子が悪い、学校で立ちくらみがするなどの症状があるお子さんは、起立性調節障害であることがあります。一度病院へ相談してみるとよいかもしれません。




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