赤ちゃんの頃の足は骨の配列はしっかりしていても柔らかい軟骨の状態です。土踏まずの形成が不十分で、足幅が広がっていることが特徴です。関節がゆるく全体的に柔らかいため、合わない靴でも履くことが出来てしまいます。
すぐに成長するからと大きめの靴をずっと履いていると足の感覚が育たないことや行動範囲の狭小化、靴が脱げないように踏ん張ることによる二次的な足や身体のトラブルを引き起こす可能性があります。
初めての靴はつかまり立ちから数歩歩けるようになった頃から探し始めましょう。歩き始める前の準備として足裏のマッサージなどで刺激を入れてあげましょう。親指の腹を使って足裏全体を刺激していきます。家では歩いていたのに、靴を履いたら歩かなくなる子もいます。まず、室内で靴に慣れてから外に出ると、歩き出すかもしれません。
足の成長のポイントは土踏まずのアーチです。偏平足からアーチの発達を促すには、足の指を使って歩くことが重要です。ピッタリすぎても指の自由度がなくなってしまうので、つま先に程よいゆとりがあるものが良いでしょう。
つま先のゆとりは、0歳だと6mm、1~3歳は7mm、4歳以上は9mmが目安です。
大きすぎる靴も、小さすぎる靴も、発達に悪影響を与えることがあります。適切なサイズを履かせることを心がけましょう。
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