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非常食について②

NS橋爪

前回のつづきで、本日は非常食の必要量の目安や、非常食の管理方法などについてお話します。

●必要量の目安

どの程度の非常食を用意しておかなければならないのか、必要量を把握しておきましょう。各非常食の1人当たりの必要量は、3日分相当で以下が目安となります。これは大きな災害が起きた際に、電気・ガス・水道・通信などのライフライン(生活インフラ)の復旧には3日かかるとされているからです。

保存水 9リットル

主食 9食分

おかず 9食分

お菓子 6食分

最低3日分、余裕があれば7日分の用意をしておくとよいといわれていますが、特に飲料水の備蓄は重要ですね。


●複数のバリエーションをそろえておく

前述のとおり、避難生活において食事は大きな楽しみのひとつです。毎食同じものを口にしていると飽きるだけでなく、栄養バランスも偏ってきます。例えば、同じ主食であっても普通の白米だけでなく、ピラフやチャーハン、パンなどさまざまなバリエーションをそろえておくことをおすすめします。


●ローリングストック法で管理

非常食は賞味期限が長いとはいえ、永久的にもつわけではありませんので、無駄にしないために適切に管理する必要があります。普段食べているものを少し多めに購入し、普段の食事で食べながら再度また買い足す考え方を「ローリングストック」や「日常備蓄」と呼びます。自分や家族が食べ慣れているものや、好きなものを備えましょう。


災害が起きた後は、非日常が続くことがストレスになります。そのような時に普段と同じ食事をすることで、日常を取り戻せることがあります。”いつもの味”は、心をほっとさせてくれるでしょう。災害が起きた時にその時食べたい味を選べるように、色々な味のバリエーションを置いておくことをおすすめします。どんな時でもいつも通りの食事ができるように備えておきましょう。



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