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MCTオイルの効果

MCT(中鎖脂肪酸油)を構成する中鎖脂肪酸は、ココナッツやパームフルーツに含まれる成分です。一般的な油(LCT:長鎖脂肪酸油)と比べて脂肪の代謝を高めてエネルギーに換えることが知られておりダイエットやスポーツをしている人から注目されています。一方で、若い人に注目されがちなMCTオイルですが高齢者の低栄養にも効果があると言われています。


高齢になると加齢と共に噛む力や飲み込む力が低下し、だんだんと食が細くなり必要なタンパク質やエネルギーを摂ることができすに痩せてしまい体の機能の低下、活動の低下につながります。

低栄養による痩せの状態を改善するためには、体の材料となる「タンパク質」とそのタンパク質で体を組み立てる「エネルギー」をしっかりと摂ることが重要です。


タンパク質に関しては積極的に肉や魚を食べるよう心がけなければなりません。しかし、タンパク質はそれだけで体を構成する血や肉にならないためタンパク質だけをたくさん摂取すればいいということでもありません。


健康診断の血液検査で調べられる成分に「アルブミン」と呼ばれるものがあります。これは「血中のタンパク質」の量を示す指標で栄養状態がわかります。このアルブミンの数値は、タンパク質の摂取だけを増量しても増加しないことがわかっています。

そこでタンパク質を加工するために必要なエネルギーとして効率的なのが「MCTオイル」になります。MCTオイルは、糖質の倍以上のカロリーがあり、一般的な油(LCT)よりもMCTに置き換えた方が、体重やアルブミン値が改善することがわかっています。


MCTオイルはドレッシングの材料にしたりスープや味噌汁に入れたり料理にも使えるほか、そのまま飲むこともできます。注意点は揚げ物や炒め物のように使うと、一般的な油よりも低温で煙がが出て泡立ちが起こるため、仕上げにかけたり、和えたりして使用してください。


MCTオイルはスーパーでも買うことができます。高齢者の低栄養の改善にぜひ役立ててみてください。



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