花粉症治療薬について
- NS諏訪
- 3月24日
- 読了時間: 2分
この時期になると目のかゆみや鼻のむずむず感などの症状が出る花粉症お困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本日は花粉症の中でも使用される薬剤について説明したいと思います。花粉症には多くの治療薬が販売されていますが、治療薬を服用すると眠気が出てきてしまうことがあります。
これは薬の作用が関係しています。花粉が体内に入るとヒスタミンやロイコトリエンなどの物質が放出されますが、放出されたヒスタミンがヒスタミン受容体と結合すると、アレルギー反応が起こり鼻水やくしゃみなどの症状が出ます。花粉症治療薬は、ヒスタミンがヒスタミン受容体に結合する働きをブロックしますが、ヒスタミン受容体には脳の働きを活発にする働きもあるため、結果的に脳の働きが低下し、眠気やふらつきなどが出ます。
最近では眠気が出にくい薬なども多く販売されており、種類も多くどのような基準で選んだらよいか迷われている方も多いかもしれません。花粉症には鼻水やくしゃみ以外にも症状が出ますが、個人によって困っている症状は異なります。そんな時は一番改善したい症状に効く薬剤から選ぶのがおすすめです。特に「くしゃみ・鼻水」でお悩みの方は、抗ヒスタミン薬が効果的です。
一方、「目の症状」でお悩みの方は抗アレルギー点眼薬がおすすめです。いずれにせよ花粉症を改善したいと考える方は「花粉症の時期が本格化する前に服用を開始する」が大事になります。例年花粉症にて辛い思いをされる方はは早めの対策をとることで、症状が悪化せずに治療を継続することができます。また眠気に関しても抗ヒスタミン薬は最初の数日は血中濃度が上昇するため、より一層眠気やふらつきを起こしやすくなりますが、服用し続けることで体が慣れてきますので、眠気は改善する傾向にあります。この時期辛い花粉症薬を上手に使って、行楽などの行かれるものいかがでしょうか?

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