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視覚機能のプロセス②

更新日:8月28日

本日は視覚機能の3つのプロセスの内【② 見たものを認識する「情報処理」】について詳しく紹介していきたいと思います。


見たものを認識する為には「視空間認知」機能が必要です。

視空間認知とは眼で捉えた映像をそれが何であるか認識する機能で、運動機能や記憶力にも関係します。

これは大きく4つの働きに分けることができます。


①図と地を区別する働き

何かものをみるとき、その対象物(図)と背景(地)を区別する働きで、目に入るすべてのものから、欲しい視覚情報だけを得る為に必要な働きです。

この働きが弱いと...

探し物が苦手、よく物を失くす、道に迷いやすいetc.


②形や色を把握する働き

眼から入った情報を分析して、その形の輪郭や色を認識する働きで、この働きのお陰で、同じ形(色)のもの、違う形(色)のものを区別できるようになります。

この働きが弱いと...

図形問題が苦手、お絵描きや塗り絵が苦手etc.



③仲間を見分ける働き(②の働きの1つ)

ものの大きさや色、位置などに左右されず、同じ形をに「同じだ」と認識する働きです。

この働きが弱いと...

文字の形がなかなか覚えられない、人の顔を覚えるのが苦手etc.


④空間的な位置を把握する働き

眼で見たものを立体的に把握し、自分との距離や大きさ、上下・左右などを認識する働きで、ものをよけて歩いたり、ものをつかんだりする為に必要な働きです。

この働きが弱いと...

よく人にぶつかる、球技が苦手etc.


視空間認知は「ものを見て、触って、動かす」という動作を繰り返すことで発達します。トレーニングとしては主に見本の形を記憶して、絵やパズルで再現する練習や、覚えた形を頭の中で反転させるなど、イメージ操作のトレーニングも行います。


今回は【②見たものを認識する「情報処理」】について紹介しました。

この情報が皆さまのお役に立てれば幸いです。最後まで読んで頂きありがとうございました。

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