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  • NS多鹿

★赤ちゃんの免疫力★

生後半年〜1歳半の時期が赤ちゃんの免疫力が一番低い時期と言われており、免疫力がある程度安定するのは6歳頃と言われています。

では、その間の赤ちゃんの免疫はどのようになっているのでしょうか?


①胎盤や母乳からIgGをもらっている

赤ちゃんは、ウイルスや細菌と戦うために必要になるIgGという免疫物質を母乳や胎盤から受け取っているため、生後間もなく~半年程度の時期は、それ以降に比べて免疫力が若干高いと言われています。


IgGは血液中に最も多く存在しており、白血球の活動をサポートし、ウイルスや細菌などを無毒化することで、多様なウイルスや細菌と戦います。

特に母乳や胎盤にはこのIgGが豊富に含まれています。


②初乳にはIgAが含まれている


分娩後、0〜3日日の間に出る母乳のことを初乳と言います。

3〜6日に分泌される母乳は移行乳、7日目以降に分泌されるものを成乳と呼びますが、中でも初乳は特にタンパク質の量が多く、

濃いクリーム色をしており、粘度が高いことが特徴です。

初乳に含まれるタンパク質の中には、ウイルスや細菌などの侵入を防ぐIgAという免疫物質が、成乳の3倍程度含まれています。

IgAは病原体をキャッチして侵入を防いだり、別の免疫細胞が排除しやすいような形に病原体を変形させることができます。


③母体由来の免疫では防げない感染症もある


百日咳や結核などの病気は、感染力が強く、ウイルスが胎盤を通過して赤ちゃんに感染してしまうというケースもあります。

重症化すると命の危険もあるため、早期の予防接種が必要となりますので早めの予防接種を行いましょう!


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