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とろみ調整剤と使用時のポイント②

ST松尾

今回は、前回ご紹介したとろみ剤の「2度まぜ法」についてご紹介します。


よく、牛乳やジュースにはとろみがつきにくいというご相談を受けることがあります。確かに、水やお茶と比べてとろみがつきにくい飲料はありますが、これはとろみがつかないのではなく、とろみのつくスピードが遅い(時間がかかる)ためです。

水のとろみがつく原理は、とろみ調整剤が「水分」を抱き込み膨らみ、かき混ぜることで溶けてとろみがつきます。牛乳にはタンパク質や脂質など「水以外の成分」が含まれます。「水以外の成分」がとろみ調整剤が水を含み膨らんで溶けることを妨げます。そのためとろみがつくスピードが遅くなります。


とろみのつきにくい飲料と、なぜとろみがつきにくいのかご理解いただけたと思いますので、「2度まぜ法」の手順についてお話しします。


1. 飲料をスプーンでかき混ぜながらとろみ調整剤を入れます

2. 1分混ぜます

3. 5〜10分そのまま置きます

4. さらに1分混ぜるととろみがつき始めます


とろみがつきにくい飲料に早くとろみをつけようとしてとろみ調整剤を追加してしまう、目安量よりも多く入れてしまう、ということがあります。ついついやってしまいたくなりますがやめましょう!ダマの原因やとろみのつけ過ぎにつながります。「2度まぜ法」をぜひ試してみてくださいね。



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