紫外線ってなに?知っておきたい影響と予防法
- NS若月
- 6月26日
- 読了時間: 3分
紫外線とは?
紫外線(UV)は、太陽から出ている目には見えない光の一種です。
私たちが浴びている紫外線は、主に以下の2種類に分かれます:
• UV-A(A波):肌の奥(真皮)まで届き、シワやたるみの原因に。
• UV-B(B波):肌の表面に強く作用し、日焼けや炎症(赤くなる)を引き起こします。
どちらも肌にダメージを与えるため、しっかりと対策することが大切です。
<紫外線による主な影響>
紫外線を長期間浴びると、以下のような影響があります:
• 日焼け(炎症、赤み、痛み)
• シミ・そばかす
• 肌の老化(光老化)
• 白内障など目へのダメージ
• 皮膚がんのリスクの上昇
特に春から夏にかけて紫外線量がぐっと増えるため、意識的な対策が必要です。
肌への紫外線影響が大きいと考えられがちですが、目にも紫外線は大きく影響します。
<紫外線が目に与える影響とは?>
目も紫外線の影響を強く受けることをご存じでしょうか?
実は、目に紫外線が入ることで、短期的にも長期的にも健康リスクが生じます。
1. 紫外線角膜炎(雪目・雪眼)
• 強い紫外線を短時間で浴びると、角膜(黒目の表面)が炎症を起こします。
• スキー場や海、山など紫外線が強い場所で起きやすく、数時間後に「目が痛い」「涙が止まらない」「まぶしい」などの症状が出ることがあります。
• 通常は数日で回復しますが、強い痛みを伴います。
2. 白内障
• 紫外線を長年浴び続けると、目の中の水晶体が濁り、視力が低下する白内障の原因になるといわれています。
• 白内障は加齢とともに増えますが、紫外線も一因とされています。
3. 黄斑変性(加齢黄斑変性)
• 紫外線やブルーライトの影響で、網膜の中心にある「黄斑」という部分がダメージを受け、視野の中心が見えにくくなる病気です。
• 失明に至る可能性もあり、特に中高年に多くみられます。
<紫外線を防ぐためにできること>
紫外線対策は「毎日コツコツ」がポイントです。以下の方法を生活に取り入れてみましょう:
① 日焼け止めを正しく使う
• SPF30〜50、PA+++以上を選ぶのがオススメ
• 顔だけでなく、首、耳、手の甲なども忘れずに
• 2〜3時間ごとに塗り直しを!
② 帽子・日傘・サングラスを活用
• つばの広い帽子やUVカットのサングラスで目や顔をガード
• 日傘は「UVカット加工済み」のものを選びましょう
→「紫外線99%以上カット」と表示されたものを選びましょう。
レンズの色の濃さよりも、「UVカット機能の有無」が大事です。
子ども用のUVカットメガネもあります。
③ UVカットの衣類を選ぶ
• 長袖・長ズボンを着ると効果的
• 最近は「UVカット機能つき」の素材も多く出ています
④ 紫外線の強い時間帯(10時〜14時)を避ける
• 外出は朝か夕方にずらすと◎
• 日陰を選んで歩くのも効果的です
⑤車の窓にも注意
• 車のフロントガラスにはUVカット加工があることが多いですが、横や後ろの窓からの紫外線にも注意が必要です。
• UVフィルムやカーテンで対策すると◎
紫外線は目に見えないからこそ、知らないうちに肌や体にダメージを与える存在です。
「ちょっとだけなら大丈夫…」ではなく、毎日の積み重ねが大切です。
紫外線対策を習慣にして、シミや肌トラブル、老化を防ぎ、健康なお肌を守りましょう!

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