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  • NS橋爪

弱視について

私たちは目の網膜に像が映っただけではものを見ることができません。両目からのその像が視神経を通って大脳に伝えられてはじめて見えます。この道筋を視覚伝導路といいます。毎日目を使って絶えずものを見ていないと、子どもの視力は発達しません。発達の途中に何かの原因でモノが見にくい時期があると、見にくい方の目は視力の発達が止まってしまいます。モノをはっきり見ることができにくい状態にあると、視覚伝導路に適切な刺激が与えられないことになります。子どもの視力の発達にはこの刺激が必要で、それのない状態だと視力の発達が止まり『弱視』になるのです。


弱視がよくなるかどうかさ、視力の発達がどの程度、またどれくらいのの期間おさえられているかによります。程度が強いほど、期間が長いほど、弱視の回復は困難といわれています。また、弱視により、子どもの知的成長の障害、学力の発達の妨げになることもあります。


子どもの弱視は早期発見、早期治療が重要です。

4歳以下で治療が開始できれば95%の弱視は改善できます。また、治療が早ければ早いほど高い効果が期待できます。

三歳児健診の目に関する検査項目として、

・視線が合わない・片目を隠すと嫌がる・目の動きが気になる・テレビを近くで見る、離れると見えにくいよう・ものを見るとき、顔をしかめたり、目を細める・顔を回して横目でものを見る・明るい戸外で片目をつぶる・上目づかいで見る


上記に該当することがありましたら、目のスクリーニング検査を受けてみましょう。


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