百日咳(ひゃくにちぜき)ってどんな病気?
- NS若月
- 7月11日
- 読了時間: 2分
更新日:8月28日
百日咳は、「ボルデテラ・パートゥシス」という細菌によって起こる呼吸器の感染症です。子どもから大人までかかる可能性があり、特に赤ちゃんや乳幼児がかかると重症化しやすいので注意が必要です。
<どんな症状が出るの?>
百日咳は、風邪に似た症状から始まり、その後、次のような特徴的な咳が出てきます。
・長く続く咳(2週間以上)
・発作のように咳が止まらなくなる
・咳のあと、「ヒュー」という吸い込む音が出ることもある
・夜中や寝ているときにひどくなる
・咳のあとに吐いてしまうこともあります
赤ちゃんは咳が出ない代わりに、呼吸が止まりそうになったり、顔色が悪くなったりすることがあります。
<どうやってうつるの?>
百日咳は、せきやくしゃみを通してうつります(飛まつ感染)。感染している人の咳の中に細菌が含まれていて、それを吸い込むことで感染します。
<どんな人が注意したらいいの?>
**赤ちゃん(特に生後半年未満)**は、まだワクチンが十分に打てていないため重症化しやすいです。
また、高齢者や持病のある人も注意が必要です。
保育園・学校・医療現場など、人と接する機会が多い人も広げないように気をつけましょう。
<どうすれば予防できるの?>
・ワクチン接種
→百日咳は、**定期予防接種(四種混合ワクチン)**で予防できます。
生後3ヵ月から予防接種が始まります。接種スケジュールを守ることで、重症化を防ぐことができます。
・手洗いやマスク装着
→咳やくしゃみのときはマスクやハンカチで口をおさえる(咳エチケット)
→咳やくしゃみをした後は手を洗いましょう。
もし百日咳かも?と思ったら・・・
「長く咳が続く」「咳がひどくて寝られない」「赤ちゃんの様子がおかしい」などのときは、早めに医療機関を受診しましょう。
特に赤ちゃんは、少しの症状でもすぐに受診することが大切です。




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