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NS外山

赤ちゃんの頭の形について

赤ちゃんや幼児の頭の形を気にされている方たまに相談されることがあります。

赤ちゃんの頭の形のゆがみには、頭蓋骨縫合早期癒合症と呼ばれる病気である場合や、頭位性斜頭があります。頭位性斜頭とは、胎児のときお腹の中でのポジションや分娩時によるもの、いわゆる向き癖のような生まれてからの寝方によるものがあります。

変形が強い場合に起きえる問題としては、耳の位置が左右でずれる、姿勢が悪くなる、かみ合わせが悪くなることがあります。成長過程で自然に治る場合もあれば、変形が強い場合は自然に治ることが難しい場合もあります。


●ゆがみをよくする、なるべくゆがまないようにお家でできること●

・床やベッドに寝かせるは出来る限り向きを変えてあげる

・うつぶせ寝の練習をさせる(うつぶせ寝にする際は大人が目を離さない)

・ドーナツ枕やタオルで調整(専門家によっては効果は低いという方もいます)


●医療機関での相談●

変形が強い、または色々やってみたけど治らず気になる場合はかかりつけの小児科にご相談することも可能です。また、一部の病院では「あたまのかたち外来」といった専門の外来を設けている所もあります。そのような医療機関では「矯正ヘルメット治療」を行っているところがあります。この場合治療を開始できる時期は頭の形を成長に合わせて矯正しやすい月齢3-6ヶ月となり、7か月目以降は要相談となります。また、保険適応とはならないため、40-60万円程の費用がかかります。


頭のかたちに正常はなく、色々な形があります。育児をする中で気になる場合は以上のようなところに相談するのも一つです。


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