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  • NS外山

へその緒とカタツムリ

赤ちゃんのへその緒、見るのは生まれたばかりの赤ちゃんで、少しするとぽろっととれるあの部分しか見たことない方がほとんどかと思います。


ご存じとは思いますが、へその緒はお母さんのおなかの中にいる時、胎盤と繋がっていて、酸素や栄養をもらったり、赤ちゃん側から戻したりしています。へその緒って、そのままだとどんな形をしていると思いますか?ホースみたいに真っ直ぐじゃなくて、血管がくるくる巻いているんです。昔のコードレスじゃない電話が分かる方、あのコードみたいにくるくるしているんです。なぜかと言うと、真っ直ぐなコードだと引っ張られた時にぐっと力がかかってしまい、切れやすくなりますよね。でもぐるぐるしていると少し引っ張っても伸縮できるので、血管にダメージがいきづらいんです。人間の体って上手くできてますね。


そして、赤ちゃんが生まれた後、へその緒とか胎盤を計測したり異常ないかな?とチェックするのですが、その際血管の巻き方が右巻き?左巻き?も記載するんですよ。

さぁ、どっち巻きが多いでしょうか。答えは左巻きです。大体1:7の割合で左巻きが多いです。また、めずらしいですが、ほとんど巻いていないへその緒の事もあります。なぜ左巻きが多いのでしょうか。理由は・・・研究中です。色々諸説あって、血管ができる際の過程・発育の仕方や、重力説や色々あるようです。


ここで思い出すのはカタツムリ。カタツムリの殻は右巻きの方が多いのですが、カタツムリを食べる生物は右巻きのカタツムリを食べやすいような口や顎をしているんだそうです。そのため、左巻きのカタツムリの方が右巻きより寿命が長いそうです。

へその緒が左巻きは食べられにくいように?!ではないですが、もしかしたらまだみつかっていない理由があるのかもしれませんね。


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