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前庭機能とバランス能力の関係

最近、『歩く時にふらつく』や『バランス感覚が悪くなってきた』など

お悩みの方いませんか?

多くの方は加齢によって筋力が低下してしまったのではないかと連想しがちですが、その他の要因として前庭機能の低下が考えられます。では前庭機能とは一体どのようなものなのか今回は解説してしていきたいと思います。


○前庭機能とは?

身体が傾いている時や運動している時には眼球や姿勢を制御する機能が働いています。これを平衡機能といいます。平衡機能を保つ上で重要なのがが耳の中にある三半規管です。三半規管は頭の傾きを検知し、その情報を脳内の前庭神経核に送ることにより自分がどの程度傾いているのかということを検知する事ができます。手足の筋肉や視覚からの情報もここで処理され、総合的に自分の身体がどの程度傾いているかなどを把握する事ができます。これらの機構により、身体の傾きを正確に把握し、大きなふらつきなく歩くことができています。

○なぜ前庭機能は低下してしまうのか?

三半規管は酸素不足に弱いといった特性があります。加齢により動脈硬化が進行すると血中内に酸素を効率よく巡らせることができなくなってしまうため三半規管までうまく行き届かず、前庭が正常に機能していないことにつながります。

このように前庭機能が低下すると歩行時のふらつきやバランス能力の低下がみられ、転倒のリスクが高まる可能性があります。手足の筋力が低下したことや体力が落ちただけでなく、前庭の機能が何らかの影響でうまく働かなくてなっていることもあり得るということなのです。



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