ニキビについて
- NS若月
- 9 時間前
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ニキビは医学的には**尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)**と呼ばれます。ざっくり言うと、毛穴が詰まり、皮脂がたまり、アクネ菌などが増え、炎症が起きる病気です。単なる「肌荒れ」扱いされがちですが、跡になることもあるので、早めにコントロールするのが大事です。
【主な原因と内容】
・皮脂の増加→思春期、月経前、ストレス、睡眠不足などで皮脂が増えやすくなります。
・毛穴の詰まり→角質が厚くなり、毛穴の出口がふさがると白ニキビ・黒ニキビになります。
・アクネ菌の増殖→皮脂が多い環境で増えやすく、赤ニキビ・膿ニキビの炎症につながります。
・ホルモンの影響→思春期、月経周期、妊娠・産後、多嚢胞性卵巣症候群などが関係することがあります。
・外的刺激→マスク、髪の毛、汗、摩擦、油分の多い化粧品、落としきれないメイクなど。
・薬剤・基礎疾患→ステロイド、ホルモン薬などが関係する場合もあります。
食事については、高糖質・高GI食品、乳製品などが悪化に関係する人もいるとされますが、「チョコを食べたら必ずニキビ」というほど単純ではありません。自分の悪化パターンを見るのが現実的です。
【治療法】
1. 基本のスキンケア
洗顔は1日2回程度、こすらずやさしくが基本です。洗いすぎると乾燥・刺激で悪化することがあります。保湿は「ノンコメドジェニック」「オイルフリー」など、ニキビ肌向けのものを選ぶと無難です。AADも、治療効果が出るまでには少なくとも4週間ほど見て、改善には2〜3か月以上かかることがあると説明しています。
2. 白ニキビ・黒ニキビ中心
毛穴詰まりが中心なら、皮膚科ではアダパレンなどの外用レチノイド系薬、過酸化ベンゾイルなどが使われます。アダパレンは毛穴の詰まりを改善し、過酸化ベンゾイルはアクネ菌を減らしつつ耐性菌ができにくい特徴があります。日本のガイドラインでも、過酸化ベンゾイルやアダパレンは炎症性皮疹への主要な治療選択肢として扱われています。
3. 赤ニキビ・膿ニキビ
炎症がある場合は、過酸化ベンゾイル、アダパレン、外用抗菌薬などを組み合わせます。中等症以上では、必要に応じて内服抗菌薬を短期間使うこともあります。日本皮膚科学会系のガイドラインでは、中等症から最重症の炎症性皮疹に対して、アダパレン/過酸化ベンゾイル配合剤と内服抗菌薬の併用が推奨されています。
4. 大人ニキビ・月経前に悪化するニキビ
あご・フェイスラインに繰り返す、月経前に悪化する、体毛増加や月経不順がある場合は、ホルモンの影響が関係していることがあります。海外ではホルモン療法や抗アンドロゲン薬が使われることがありますが、日本では保険適用や使い方に制限があるため、皮膚科や婦人科で相談が必要です。AADも成人ニキビでは複数の治療を組み合わせることが多いと説明しています。
【やらない方がいいこと】
つぶす、強くこする、スクラブで削る、アルコールで過度に拭く、薬を数日で変えるのは悪化しやすいです。ニキビ治療は地味に時間がかかるタイプで、肌のターンオーバーの都合上、数日で結果を判定すると沼ります。ここは焦らないのが勝ちです。
【皮膚科受診の目安】
次のどれかがあれば、早めに皮膚科がよいです。
・赤く腫れたニキビ・膿ニキビが多い
・しこりのような深いニキビがある
・ニキビ跡、色素沈着、クレーターが出てきた
・市販薬を1〜2か月使っても改善しない
・顔だけでなく胸・背中にも広がる
・月経不順、急な多毛、急激な悪化がある
軽いニキビはスキンケア+市販薬で様子見、炎症がある・繰り返す・跡になりそうなら皮膚科が安全ルートです。ニキビは「放置してもそのうち治る」こともありますが、跡になってからの治療の方がずっと大変です。
正しい日々のケアと治療を行ない綺麗なお肌で過ごしましょう。




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