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パーキンソン病(概要)とリハビリ

更新日:2021年8月30日

パーキンソン病とは

脳の黒質(こくしつ)という部分の神経細胞がへっていき、そこで作られるドパミンが不足してしまう病気です。ドパミンは脳からの身体への指令を調整し、動きをスムーズに行えるようにします。そのドパミンが減ることにより身体に様々な症状が発生します。


身体症状

パーキンソン病は、からだの動きに関する症状が主に出現します。特徴的な症状は次の4つです。

➀固縮(振戦)

・筋肉の緊張が強くなり、手足の動きがぎこちなくなる。

・関節が固くなり、他人が動かそうとしても抵抗が生じます。

②無動(むどう)

・素早く動けなくなります。

・足が出にくくなり歩きにくくなります。(すくみ足)

・目のまばたきが減り、顔の表情が硬くなります。

・字が小さくなります。(小字症)

③静止時振戦(せいしじしんせん)

・何もしないでいる時に震える。

・片方の手や足のふるえから始まることが多いです。

④姿勢反射障害(しせいはんしゃしょうがい)

・身体のバランスがとりにくくなり、転びやすくなります。

・方向転換をするのが難しくなります。










パーキンソン病のリハビリ

パーキンソン病の治療は薬物療法とリハビリ(運動療法)がおもな治療法になります。ここではリハビリについて詳しく説明してきます。

パーキンソン病のリハビリには様々な種類の運動を取り入れることが重要です。例えば、体力維持目的での有酸素運動、全身の柔軟性を維持するためのストレッチ、筋力維持のための筋力トレーニング、歩行や苦手な日常生活上の動作の練習、呼吸訓練などがあります。これらの運動をその人の状態に応じてメニューを提案します。


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