top of page
  • PT窪寺

炎症の兆候と種類

前回のブログで私が左膝を痛めてしまい膝に熱をもち、張れて、動く範囲が狭くなったというお話をしました。


本日はケガした時に起こる炎症の兆候と炎症の種類のお話をしたいと思います。

私がケガした時に起こったように赤くなって、熱をもって、腫れて、痛みが出るのは全て炎症の兆候といわれている現象です。

熱感、発赤、疼痛、腫脹が炎症の4兆候といわれております。


熱感:ケガした場所に血液が集まることで熱を帯びて、カラダを守るディフェンスメカニズムが集まって働きやすくします。


発赤:熱感によって血液が患部に集まることで、皮膚が赤く充血したように見えます。


疼痛:炎症で傷つけられた部位から痛み成分が放出されることで痛みを感じます。痛みはカラダを守る警告サインです。


腫脹:炎症によって血管内の水分が流れ出ます。患部周囲の組織がその水分を吸って腫れます。


捻った、ぶつけた、転んだなどといった明確な受傷の機会があったらこのように炎症の兆候がみられます。しかし、熱もない、赤くない、腫れてないのに痛みがある方もいらっしゃると思います。炎症には急性炎症、慢性炎症、加齢炎症と3つの種類があります。


急性炎症は受傷機転があり、転んだや捻ったなど急に起こって免疫を獲得して治癒していきます。しかし、慢性炎症は免疫システムが働いて攻撃してもウイルスが死ななかったり免疫システムが暴走してしまい炎症が続いてしまいます。加齢炎症は1つの細胞が老化するとその周囲の細胞も同調して老化し炎症が広がってしまいます。


慢性炎症と加齢炎症は炎症の兆候がみられないことが多くあります。また慢性炎症は知らないうちに全身を回ってしまい様々な病気を引き起こしてしまう可能性があるので注意しましょう。


他にもストレス、活性酸素、糖化による炎症など知らないうちにカラダを炎症させてしまう原因がケガ以外にもあります。酸化や糖化などの説明はさらに専門的になってしまうので、後日、機会があればお伝えしたいと思います。


本日もブログをご覧いただきありがとうございました。



最新記事

すべて表示
bottom of page