近年高齢者の誤嚥性肺炎が増えています。誤嚥性肺炎は高齢者に多く高齢者の肺炎の7割以上が誤嚥性肺炎と言われています。
今回は簡単にできるテストをご紹介したいと思います。のどの老化をチェックする方法は2つあります。①一定時間内に唾液を飲み込める回数を数える②声を出し続けられる時間を計るの2つです。
①のテストは「反復唾液嚥下テスト」とも言います。方法としては、まずお水を一口飲んで口の中を湿らせてから「30秒間に何回唾液を飲み込めるか(空嚥下回数)」を見るだけです。
このテストをすればおおよその自分の「のど年齢」がわかります。目安としては「30秒間で3回未満を嚥下機能低下」と判断します。年齢別のおおよその平均値は20代で10回、30代で9回、40代で8回、50代で7回、60代で6回、70代で5回となっています。
次は②声を出し続けられる時間を計るテストの紹介です。これは声帯の筋力と息を吐く力を調べるテストです。方法は、息を思い切り吸い込んでから『あー』と声を出して何秒間続けられるかを計ります。目安は「男性で15秒以上」「女性で10秒以上」できれば大丈夫ですがそれ以下だと問題ありとなります。
以上2つのテストは簡単にできるものなので自分の「のどの老化」が気になる方は試してみてくださいね。
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