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乳幼児突然死症候群(SIDS)について

NS若林

乳幼児突然死症候群(SIDS)とは、主に1歳未満に発生し、それまで健康であった赤ちゃんが何の前触れもなく突然亡くなってしまう病気です。生後2〜6ヶ月の男児に多く、12月以降の寒い時期に起こりやすい傾向があります。乳幼児の死亡原因の第5位になっており、令和5年度は48名の乳幼児が亡くなっています。


【原因】

 明らかな原因はありませんが、生後早期で脳や心臓の働きの不安定であることに加え、うつ伏せ寝や風邪などのストレスによって発症しやすくなると言われています。また、身近な人の喫煙、未熟受動喫煙や低出生体重児、遺伝子異常などによる脳幹部の機能異常により、鼻や口を塞がれても苦しさを感じないことがあります。


【予防のポイント】

①仰向けに寝かせる

 うつ伏せ寝、仰向け寝のどちらでも起こっていますが、仰向け寝の方が発症率が低いことが分かっています。


②できるだけ母乳で育てる

 母乳で育てられている赤ちゃんの方が発症率が低いことが分かっています。様々な事情があり、すべての方が母乳育児ができるわけではありません。無理のない範囲で母乳育児にトライしてみましょう。


③たばこはやめる

 たばこも発症原因のひとつと言われています。妊婦自身の喫煙、周りの人が吸ったたばこの副流煙を妊婦が吸う「受動喫煙」も生まれた後にSIDSの発症要因になります。子どもに関わるすべての大人は喫煙をやめましょう。


予防のポイントを守り、SIDSの発症率を下げましょう!



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