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  • NS外山

子どもの排便トレーニング

前回の子どもの便秘と治療についての続きです。

お薬や排便日記をつけ、便が出る状態になったら、自分で出す練習です。

まずは、同じ時間にトイレに座る事から始めます。生活リズム的には朝ご飯を食べた後に出るのが理想的ではありますが、朝は忙しくてそんな時間とれない!!というご家族も多いかと思います。ご家庭の状況に合わせて、夕食の後の時間でも大丈夫です。ポイントは毎日同じ時間に行う、です。

トイレに座る事やトイレ自体に行くのが怖いお子様もいます。トイレに好きなキャラクターのポスターを貼ったり、行けたらシールが貼れるようにする等、行ったら楽しいな、と思える工夫をしてみると良いかもしれません。


次にいきんで便を出す練習をします。今は洋式トイレが多いと思いますが、子どもが座ると足がつかないですよね。便が出やすい体勢は、足がついていて、前傾姿勢、膝は胸の高さ位迄あるといいです。和式便座にしゃがんだ姿勢ですね。子ども用の足台もあるので活用してみてください。その姿勢だと普段直腸を締めている筋肉が緩み、便がだしやすくなります。

いきみ方は、大きく息を吸って止めたらグッとお腹に力を入れます。力を入れるのが分かりにくいお子様には、お腹を触って固くなっているのを一緒に確かめてみて下さい。3回繰り返して3分便座に座って休憩です。その間はお子様が好きな絵本を見たりお話したりしましょう。リラックスする事が大切です。これを繰り返し、便が出たらたくさん褒めてあげましょう。排便トレーニングは長くても10分程度にして、便が出なくても切り上げましょう。

場合によっては、スムーズな排便まで年単位の時間がかかる事もあります。焦らず気長に行いましょう。


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