赤ちゃん主導の離乳食BLWについて
- NS吉川
- 11 時間前
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近年注目されている「BLW(Baby-Led Weaning)」は、赤ちゃん主導で進める離乳食の方法です。イギリスの保健師・助産師であるGill Rapley氏によって提唱され、日本でも新しい離乳食の選択肢として広がっています。BLWでは、大人がスプーンで食べさせるのではなく、赤ちゃん自身が食べる量・順番・ペースを決め、自分の手で食べ物を口へ運びます。
一般的な離乳食では、赤ちゃんの発達に合わせて、なめらかなペースト状から徐々に食材の形や硬さを変えていきます。一方BLWでは、赤ちゃんが自分の手でつかめる形状の食材を用意し、“自分で食べる”体験を大切にしながら進めていくのが特徴です。家族と同じ食卓を囲みながら進めることも特徴の一つです。食事の場が楽しい場面であることを一番大切に、頑張りすぎる必要はありません。
【BLWを始める目安】
・首がしっかり座っている
・支えがあれば安定して座れる
・食べ物に興味を示す
・手で物をつかんで口へ運べる
こうした発達が見られる生後6か月頃から始めることが多いとされています。
【最初におすすめされる食材】
・さつまいも
・にんじん
・かぼちゃ
・アボカド
・バナナ
ポイントは、「赤ちゃんが握りやすい形状」と「発達に合わせた硬さ」です。
【調理のポイント】
・最初は、固くて噛みきれない棒状の物で“かじる練習”をする
・赤ちゃんが握ったときに、手からはみ出るくらいの大きさにする
・2本の指でつまめるようになってきたら、歯茎で噛めるくらいの柔らかさに煮た野菜や魚へ進めていく
◎BLWのメリットとしては、「食べる意欲を育てやすい」「食感や香りを自然に学べる」「手指や口の発達につながる」などが挙げられています。また、赤ちゃん自身が食べる量を決めるため、“完食させなければ”という保護者の負担が軽くなるという声もあります。
一方で、安全面への配慮は非常に重要です。
【BLWで特に注意したいこと】
・食事中は必ず大人がそばで見守る
・ベビーチェアなどで姿勢を安定させる
・寝転んだ状態では食べさせない
・丸くて硬い食材は避ける
(例:ぶどう、ミニトマト、ナッツ、もち)
・無理に口へ入れない
・初めての食材は1日1種類、午前中に与え、アレルギー症状が出ないか確認する
また、最初は食べる量が少なく、「ほとんど遊んでいるだけ」に見えることもあります。しかしBLWでは、“触る・握る・落とす”ことも大切な食経験の一つと考えられています。
現在のところ、BLWが従来の離乳食より明確に優れているという医学的根拠はありません。ただ、「赤ちゃんの主体性を尊重する」という考え方は、多くの育児観と共通しています。BLWだけにこだわらず、必要に応じてスプーン食を取り入れる“ハイブリッド型”も広がっています。大切なのは、赤ちゃんの発達や個性に合わせながら、安全に「食べる楽しさ」を育てていくことなのかもしれません。




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