とろみ調整剤は、飲料などの液体に混ぜるだけで簡単にとろみをつけることができる食品です。とろみ剤、増粘剤と呼ばれることもあり、多くの病院・施設で使用されています。今回はとろみ調整剤の使用時のポイントについて2部構成で紹介したいと思います。
・片栗粉との違いは?
とろみをつける一般食品としては「片栗粉(じゃがいもでんぷん)」や「くず粉(くずでんぷん)」などがありますが、水を加えて加熱する必要があります。しかし、とろみ調整食品はそのまま添加でき、加熱をする必要がないので冷たい飲料にもとろみづけができます。
・とろみ調整剤を扱うときのポイント
①”計量”が大事
はかりやスプーン、個包装タイプを使用して適当な量を添加します。
②”ダマができないこと”が重要
ダマができると、とろみ調整食品の効力が十分に発揮されず、適切なとろみがつきません。とろみ調整食品が飲料全体に均一になるように混ぜましょう。
③”とろみがつきにくい飲料”とその時の対処方法を知っておくことが重要
水やお茶と比べて、とろみがつきにくい飲料があります。そのような飲料には「2度まぜ法」でとろみをつけましょう。
「2度まぜ法」については次回②の方でご紹介します。
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